2026年4月本格開始「こども誰でも通園制度」とは?
2026年4月から、0歳6か月から満3歳未満の未就園児(保育園などに通っていないお子さん)を対象とした国の新しい制度「こども誰でも通園制度」が本格的にスタートします。この制度は、保護者の方が仕事をしている・していないにかかわらず、月に最大10時間まで保育園などを利用できるという画期的な仕組みです。
お子さんに新しい経験や学びの機会を提供するとともに、子育て中の孤立感や負担感を減らすことを目的にしています。子育て中の皆さんにとって、とても心強い制度になりそうですね。

制度の認知度と理解度に課題
株式会社ハイフライヤーズは、株式会社ここるく、ユニファ株式会社、BABY JOB株式会社と協力し、未就学児を持つ保護者121名を対象に「こども誰でも通園制度」に関するアンケート調査を実施しました。
その結果、制度について「まったく知らなかった」と答えた保護者は約15%以上、さらに「名前は聞いたことがあるけれど、内容はよく知らない」と答えた人も多く、制度の本格開始が迫る中で、認知度や理解度が十分に広がっていないことが判明しました。

一方で、制度の概要を説明した後に「利用してみたいと思いますか?」と尋ねたところ、「とても利用してみたい」「どちらかというと利用してみたい」と回答した人は合わせて62.8%に上りました。このことから、制度への関心は高いものの、具体的な情報がまだ広く知られていないことがうかがえます。
保護者の主な不安や懸念点
制度の利用意向が高い一方で、保護者からは以下のような不安や懸念の声が聞かれました。
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預け先の空き状況が心配(62.0%)
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どの保育施設で実施しているのか分からない(44.6%)
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利用方法や手続きが分かりにくそう(42.1%)

これらの声から、制度への関心はあっても、具体的な利用方法や実施施設に関する情報が十分に届いていないことが、利用へのハードルとなっていると考えられます。
制度理解を深めるための合同オンラインセミナーを開催
こうした状況を受けて、行政からの情報が届きにくい未就園児家庭に向けて子育て支援を行う民間企業4社(株式会社ハイフライヤーズ、株式会社ここるく、ユニファ株式会社、BABY JOB株式会社)は、制度の認知と理解を深めるための無料オンラインセミナー『「こども誰でも通園制度」まるわかりライブ』を2026年3月5日に合同で開催しました。
このセミナーは、こども家庭庁の後援のもと企画され、ICT(情報通信技術)、保育、子育て情報提供といった各社の専門知識を活かし、「情報格差」の解消を目指す取り組みです。
セミナーでは、以下の内容が提供されました。
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制度の基本的な情報
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具体的な利用方法
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初めてお子さんを預ける際の不安解消法
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自宅での子育てに制度利用をどう活かすか
セミナー後のアンケートでは、参加者全員が「制度への理解が深まった」と回答しており、このような情報提供の場が非常に有効であることが示されました。

▼セミナーのアーカイブ配信は以下から無料で視聴できます。
https://youtu.be/m8eNqhBkaXI

キートス統括園長からのコメント
株式会社ハイフライヤーズが運営する認可保育園「キートスチャイルドケア」「キートスベビーケア」の統括園長である日向 美奈子氏は、この制度について次のようにコメントしています。

「こども家庭庁が主導するこの制度ですが、現状では自治体によって利用時間や事業者が運営するための補助に差があります。国が本格的に進める制度であるからこそ、利用する方が住む自治体による差がなく、公平であることを望みます。また、受け入れる事業者を増やすためにも、事業者に対する自治体による差がなくなることを期待しています。」
キートスの取り組み
キートスでは、保護者の子育て負担を減らすため、「荷物のいらない保育園」という取り組みを実施しています。布団やおむつ、歯ブラシ、食事用エプロンなど、お子さんに必要な荷物を園がすべて用意することで、保護者の方の金銭的負担をなくし、毎日の通園準備から解放されることを目指しています。
また、キートスでは未就園児の受け入れを通じて「こども誰でも通園制度」の活用にも積極的に取り組んでおり、制度利用の実績や保護者の方々の声が蓄積されています。
株式会社ハイフライヤーズのその他の取り組みについては、以下のウェブサイトで確認できます。
https://www.kiitos-kids.net/press/
まとめ
「こども誰でも通園制度」は、子育て世帯にとって大きな支援となる可能性を秘めていますが、制度の周知と理解促進が今後の重要な課題です。今回の調査結果と民間企業の連携によるセミナー開催は、その課題解決に向けた一歩と言えるでしょう。この制度がより多くの家庭に届き、子育ての負担軽減につながることを期待します。

