はじめに
こんにちは、シングルマザーの木村です。私も高校2年生の娘と二人暮らしをしながら、医療事務の仕事をしています。今回は、シングルマザーの皆さんが安心して医療を受けられるように、国民健康保険と社会保険の違い、選び方、申請方法、そして給付内容についてわかりやすくお話ししますね。難しい言葉はなるべく使わず、人生の先輩として親しみやすくお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでください。
国民健康保険と社会保険って何が違うの？
まず、健康保険には大きく分けて「国民健康保険（国保）」と「社会保険」があります。国保は主に自営業者や無職の方が加入し、市区町村が運営しています。一方、社会保険は会社員や公務員が加入し、会社や組合が運営しています。
加入条件の違い
- 国民健康保険：会社に勤めていない人やパート・アルバイトで社会保険に入れない人が対象。
- 社会保険：正社員や一定の条件を満たすパート・アルバイト（週20時間以上、月収8.8万円以上など）が対象。
私もパート勤務なので、勤務時間や収入によっては国保に入ることもあります。どちらに入るかで保険料や給付内容が変わるので、しっかり理解しておきましょう。
扶養の扱いが違うって本当？
社会保険には「扶養」という制度があります。例えば、あなたが社会保険に加入していて、収入の少ないお子さんや配偶者は扶養に入れることができ、その人の保険料はかかりません。つまり、扶養家族が多くても保険料は変わらないんです。
一方、国保には扶養の概念がありません。世帯の人数や所得に応じて保険料が決まるため、家族が多いとその分保険料が高くなることもあります。シングルマザーの場合、子どもがいる世帯は国保の保険料が高くなりやすいので、注意が必要です。
保険料の計算方法と節約のコツ
国民健康保険の保険料の計算
国保の保険料は市区町村によって多少異なりますが、主に以下の3つの要素で計算されます。
- 所得割：前年の所得から33万円を引いた額に7.5%～9%程度をかけたもの
- 均等割：被保険者1人あたり約5万円
- 平等割：世帯ごとに約3万円
例えば、私の住む仙台市ではこれに加えて介護分の保険料もあります。40歳から64歳の方は介護分も負担するので、保険料が少し高くなります。
社会保険の保険料の計算
社会保険の保険料は、給与に一定の率をかけて計算されます。会社と折半で支払うため、自己負担は国保よりも抑えられることが多いです。また、扶養家族が増えても保険料は変わりません。
保険料を安くするためのポイント
- 国保の場合、所得を抑えることで保険料も下がります。例えば、確定申告で必要経費をしっかり計上することが大切です。
- 市区町村によっては、子育て世帯向けの減免制度や軽減措置があります。仙台市でも子どもがいる世帯は保険料が軽減される場合があるので、役所で相談してみてください。
- 社会保険に加入できる条件がある場合は、できるだけ社会保険に加入する方がお得です。特にパート勤務の方は勤務時間を調整して社会保険の対象になるか確認しましょう。
申請方法と必要な手続き
国民健康保険の加入・申請
国保に加入するには、お住まいの市区町村役場の国保担当窓口で手続きをします。必要なものは以下の通りです。
- 印鑑
- 所得を証明する書類（源泉徴収票や確定申告書）
- 離職票や退職証明書（会社を辞めた場合）
手続きは退職後14日以内に行うのが理想です。遅れると保険証が使えない期間ができてしまうので注意してくださいね。
社会保険の加入
社会保険は勤務先が手続きをしてくれます。入社時や勤務時間の変更時に確認しましょう。もし会社が手続きをしてくれない場合は、労働基準監督署や社会保険事務所に相談してください。
医療を受けるときのポイント
保険証があれば、病院やクリニックで医療費の自己負担は原則3割です。子どもは年齢によって自己負担が軽減される場合もあります。
また、シングルマザーの方は自治体によって医療費助成制度があることも。仙台市では中学生までの子ども医療費助成があり、医療費の自己負担が無料または軽減されます。詳しくはお住まいの市区町村の窓口で確認してくださいね。
まとめ：シングルマザーが健康保険を選ぶときのポイント
- 勤務形態や収入によって、国保か社会保険のどちらかに加入します。
- 社会保険は扶養制度があり、家族の保険料負担が少ないのがメリット。
- 国保は所得や世帯人数で保険料が決まるため、子育て世帯は負担が大きくなることも。
- 保険料の軽減制度や助成制度を活用して、賢く節約しましょう。
- 申請は期限内に行い、保険証を忘れずに持参してください。
私も日々の生活の中で保険のことは気になるテーマです。この記事が少しでも皆さんの不安を和らげ、安心して子育てと仕事を両立する助けになれば嬉しいです。何か質問があれば、コメントやお問い合わせから気軽にどうぞ！
最後まで読んでくださってありがとうございました。
