祝日の小児科医へのオンライン相談、平日・土日と比べ増加傾向に
「子どもの体調が急に悪くなったけれど、今日は祝日で病院が閉まっている…どうしよう?」
子育て中のご家庭では、このような不安を抱えることが少なくありません。特に祝日は、多くの医療機関が休診となるため、急な発熱や体調不良への対応に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。
そんな中、オンラインでの健康相談サービスが、祝日の医療アクセスを支える重要な役割を担っていることが、株式会社Kids Public(キッズパブリック)の最新調査で明らかになりました。
17万件超の相談データが示す実態
「産婦人科オンライン・小児科オンライン」を運営する株式会社Kids Publicは、2021年から2025年の間に寄せられた17万7,796件もの相談データを詳しく分析しました。この調査は、長崎大学病院 臨床研究センター 支援ユニットの協力のもと実施されています。
調査概要
今回の調査では、医療機関の受診が制限されがちな土日や祝日において、オンライン相談サービスがどのような役割を果たしているのか、特に「休日における受診の難しさを補い、病院に行くべきかどうかの判断(トリアージ)を手助けする機能があるのではないか」という仮説のもと分析が進められました。
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調査対象期間: 2021年〜2025年
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調査対象領域: 小児科医、産婦人科医、助産師
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調査対象相談件数: 17万7,796件
Kids Publicが提供するオンライン相談には、ビデオ通話などでリアルタイムにやり取りする「同期型」と、メールのようにメッセージを送っておけば後から医療者が返信する「非同期型」があります。今回の調査では、利用者の方が時間や場所を選ばずに相談でき、原則24時間以内に医療者から回答が受け取れる非同期型の「いつでも相談」サービスが対象となりました。

祝日の小児科医への相談が最も多い傾向に
1. オンライン相談は日常的なツールとして浸透
調査の結果、「産婦人科・小児科オンライン」は、平日、土日、祝日を問わず、日常的に医療者に相談できるサービスとして広く利用されていることがわかりました。これは、自宅や外出先からでも、インターネットを通じて医師や医療従事者に健康の相談ができる便利なツールとして、多くの利用者に浸透していることを示しています。


特に、小児科医への相談は、2024年と2025年において、平日・土日・祝日の中で「祝日」の利用が最も多いことが明らかになりました。これは、祝日に医療機関への受診が制限される中で、オンライン相談を通じて医師の判断を求めている可能性が高いことを示唆しています。


2. 祝日に増える特定の相談内容
祝日に特に相談が増える傾向にあった利用者の属性と相談内容は以下の通りです。
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産婦人科: 妊娠中で発熱症状がある方
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小児科: 数日前から、下痢・咳・嘔吐・発熱の症状があるお子さん
この結果から、オンライン相談サービスは、利用者が曜日を問わず日常的に利用しているだけでなく、特に小児科領域においては、祝日の医療機関へのアクセスが難しい状況での「受け皿」として機能している可能性が考えられます。また、特定の健康状態においては、祝日の利用ニーズがより一層高まっていることも示されました。
今後の展望
今回の調査分析により、「オンライン相談」が日常的な健康維持に役立つだけでなく、特に祝日の小児医療において、医療者の判断を仰げる大切な手段となっていることが示されました。
Kids Publicは、この分析結果を活かし、「産婦人科・小児科オンライン」のさらなるサービス向上に努め、誰もが健やかに成長できる社会の実現に貢献していくと述べています。
株式会社Kids Publicについて
株式会社Kids Publicは、2015年に小児科医の橋本直也氏によって設立されました。2016年5月に「小児科オンライン」を、2018年には「産婦人科オンライン」を開始し、2023年には「日中助産師相談」も開始しています。
小児科医、産婦人科医、助産師が直接企業の運営に関わることで、24時間365日のオンライン相談体制を構築している点が大きな特徴です。また、230以上の自治体と連携し、遠隔医療の実証実験や研究にも積極的に取り組んでいます。妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を通じて、健やかな成育過程を支える社会の実現を目指しています。
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