福島市の妊娠届オンライン申請99%超!子育てDXが国民健康保険手続きをどう変える?
福島県福島市では、子育て支援のデジタル化が大きく進んでいます。特に注目すべきは、子育てアプリ『えがお』(母子モ株式会社が提供する母子手帳アプリ『母子モ』をベースにしたもの)を通じた妊娠届のオンライン申請が、なんと99%を超える利用率を達成したことです。これは、子育て中のご家庭と自治体双方にとって、大きな負担軽減と利便性向上につながっています。
妊娠届のオンライン化で利用者の負担を大幅軽減
福島市では、2019年8月から母子手帳アプリ『母子モ』を『福島市子育てアプリ えがお』として導入し、子育て支援のデジタル化を進めてきました。そして、2024年7月からは「質問票サービス」を利用した妊娠届のオンライン提出が可能になりました。
このオンライン化の成果は目覚ましく、2024年度(2024年7月1日~2025年3月31日)の申請率は99.5%、さらに2025年4月1日~11月30日の期間では99.9%と、ほとんどの妊婦がアプリを利用して申請していることが明らかになりました。
利用者と自治体双方にメリット
オンライン申請の導入により、妊婦の皆さんは、体調の変化しやすい妊娠期間中でも、自身の都合の良いタイミングで、自宅などから無理なく申請できるようになりました。窓口で書類を記入したり、待ち時間が発生したりする手間が大幅に削減されたのです。
一方、自治体側でも大きな業務改善が見られました。アプリによる事前申請があることで、母子健康手帳交付にかかる窓口での準備時間が約90%削減され、一人あたりの対応時間も平均20分短縮されたと報告されています。また、事前に申請内容を確認できるため、面談の質も向上しているとのことです。
子育てDXが国民健康保険手続きにもたらす未来
子育て世帯にとって、国民健康保険(病気やケガの際に医療費の負担を軽くしてくれる、国が定めた公的な医療保険制度のことです)は、日々の暮らしを支える大切な制度です。妊娠・出産は病気ではありませんが、国民健康保険から出産育児一時金(赤ちゃんが生まれたときに、出産にかかる費用を補助してくれるお金のことです)が支給されるなど、子育て世帯にとって重要な役割を担っています。
福島市での妊娠届のデジタル化の成功は、「子育てDX」(自治体の子育て関連事業のオンライン化を支援するサービス)が、行政サービス全体の利便性を向上させる可能性を示しています。このデジタル化の波は、きっと国民健康保険に関する手続きにも広がるでしょう。
もし国民健康保険の加入・脱退、保険証の再発行、出産育児一時金の申請なども、自宅からスマートフォン一つでできるようになれば、子育てで忙しい皆さんにとって、次のような大きなメリットが考えられます。
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時間と場所を選ばない手続き: 役所の開庁時間や窓口の混雑を気にせず、24時間いつでもどこでも手続きが可能になります。
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待ち時間の削減: 窓口での待ち時間がなくなり、貴重な時間を有効活用できます。
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書類作成の負担軽減: 必要事項をアプリで入力するだけで済むため、複雑な書類作成のストレスが減ります。
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情報へのアクセス向上: アプリを通じて、必要な情報や支援制度に簡単にアクセスできるようになるでしょう。
今後の展望
福島市と母子モ株式会社は、今後も子育て世帯のさらなる利便性向上と、子どもを産み育てやすいまちづくりを目指していくとのことです。
子育てDXに関する詳細は、以下のリンクから確認できます。
今回の福島市の事例は、子育て支援だけでなく、国民健康保険をはじめとする様々な行政サービスが、デジタル技術によってより身近で利用しやすいものへと進化していく可能性を示しています。行政のデジタル化が進むことで、子育て世帯の皆さんがより安心して子育てできる環境が整っていくことが期待されます。
