京都府宮津市で始まる新たな子育て支援!デジタル母子手帳『みやはぐ』が国民の健康を支える未来へ

国民健康保険

国民健康保険に携わる者として、地域における子育て支援が、国民一人ひとりの健康と生活の安定にどれほど重要であるかを日々感じています。この度、京都府宮津市で、母子手帳アプリ『母子モ』を基盤とした新たなデジタル子育て支援ツール『みやはぐ』が、2026年2月9日より提供を開始しました。宮津市が掲げる「みんなで育み みんなが育まれるまち みやづ」という基本理念のもと、地域全体で子どもを育む社会の実現に向けた大きな一歩となるでしょう。

みやはぐ by 母子モのホーム画面

デジタル母子手帳『みやはぐ』とは?

『みやはぐ』は、予防接種のスケジュール管理、健診結果の記録、そして地域の子育て情報の配信などを、スマートフォンやタブレット、PCで手軽に行えるアプリです。紙の母子健康手帳の情報をデジタルデータとして記録できるため、災害などで万が一母子健康手帳を紛失してしまった際のバックアップとして活用できます。また、他の市区町村へ転居する際や、スマートフォンの機種変更時にも継続して利用できるため、安心して長く使い続けられるのが大きなメリットです。

こども家庭庁が2026年度からの「電子版母子健康手帳の原則化」(デジタル化された母子健康手帳が、将来的には主流になるという国の目標)を目指している中、宮津市はこの動きに先駆けて、いち早くデジタル化を推進しています。

宮津市の手厚い子育て支援と『みやはぐ』の役割

宮津市は、子育て世帯への経済的サポートにも力を入れています。例えば、児童手当の支給対象となる子ども一人あたりに2万円が支給される「物価高対応子育て応援手当」では、市独自にさらに1万5千円を増額支給するなど、手厚い支援を行っています。

また、市の子育て支援センター「にっこりあ」では、生後6カ月から就学前の子どもを対象とした託児サービスを提供しており、忙しい保護者がゆとりある時間を持てるようサポートしています。これらの取り組みを、子育て世帯がより便利に活用できるよう、『みやはぐ』が子育て情報発信の新たなツールとして採用されました。

『みやはぐ』というアプリ名には、「オール宮津で子どもを育む。ハグをするように愛情をもって子育てに関わろう。」という温かい思いが込められています。

妊娠・出産・育児を幅広くサポートする『みやはぐ』の機能

『みやはぐ』は、妊産婦と子どもの健康データの記録・管理はもちろんのこと、予防接種のスケジュール管理、出産・育児に関する専門的なアドバイスの提供など、多岐にわたる機能で子育てをサポートします。離れて暮らす祖父母など家族とも子どもの成長記録を共有できる機能もあり、家族みんなで子育てを見守ることができます。

特に注目すべきは、育児日記として使える「できたよ記念日」です。これは、母子健康手帳の様式例を参考に作られており、子どもの成長・発達の目安となる約150項目もの記念日を、写真やメッセージと一緒に記録できます。初めての「寝がえり」や「ひとり歩き」など、貴重な瞬間を逃さずに記録できるのは嬉しい機能ですね。

子育てアプリの成長記録ページ

さらに、感染症の流行など、社会的な環境変化が起こった際には、自治体からの注意情報や保健師からのアドバイスを、アプリを通じて必要な人に即時に届けることができます。これにより、非常時においても、子育て世帯が安心して出産・子育てができる環境づくりを支援します。

宮津市長からのメッセージ

宮津市の城﨑 雅文市長は、今回のアプリ導入にあたり、次のようにコメントしています。

城﨑 雅文宮津市長の顔写真

「2026年2月から、スマートフォンで妊娠・出産・子育ての情報を管理できる母子健康手帳アプリ『みやはぐ』を導入します。このアプリを導入し、月齢に応じた子育て情報を届けることで、ハグをするようにみんなで育む切れ目のない子育て支援につなげていきます。宮津市では『みんなで育み みんなが育まれるまち みやづ』を子ども・子育て支援計画の基本理念とし、『子育てにやさしいまち』の実現を目指していきます。ぜひご家族で登録していただき、お子さまの成長記録を共有しながら、安心して楽しく子育てするためのツールのひとつとしてご活用ください。」

『みやはぐ』の主な機能

『みやはぐ』には、子育てをサポートする便利な機能が充実しています。

  • 【自治体から提供される各種制度・サービスの案内】

    • 子ども医療費助成制度や児童手当など、妊娠・育児時期に合わせた補助制度の情報や手続き方法の案内

    • 自治体が配信する各種お知らせ

  • 【記録・管理】

    • 妊娠中の体調・体重記録(グラフ化)

    • 胎児や子どもの成長記録(グラフ化)

    • 身長体重曲線による肥満・やせの程度の確認(グラフ化)

    • 予防接種:標準接種日の自動表示、接種予定・実績管理、受け忘れ防止アラート

    • 健診情報:妊婦や子どもの健康診断データを記録

  • 【情報提供・アドバイス】

    • 出産・育児に関する基礎情報

    • 妊娠週数や子どもの月齢に合わせた知識やアドバイス

    • 沐浴や離乳食の作り方などの動画

    • 周辺施設の案内(病院、幼稚園・保育園、公園、子育て施設など)

  • 【育児日記:できたよ記念日】

    • 子どもの成長を、写真と一緒に記録

    • 記念日には日付と言葉が入った“初めての記念日テンプレート”で写真をアップ(初めての…胎動/キック/寝がえり/おすわり/ハイハイ/ひとり立ち/ひとり歩き など約150項目の記録が可能)

  • 【データ共有】

    • 子どもの成長記録や健康データを、家族のスマートフォンなどでも閲覧でき、SNSにも投稿可能

『みやはぐ』は無料で利用でき、App StoreやGoogle Playで『母子モ』を検索するか、Webブラウザからアクセスできます。

  • アプリ:App Store、Google Playで『母子モ』を検索(対応OS: Android 8.0以上、iOS 15.0以上)

  • Webブラウザ:https://www.mchh.jp

※対象自治体にお住まいの方以外でもご利用いただけますが、お住まいの自治体の情報などは公式HPの情報をご確認ください。
※ご利用いただける機能は、お住まいの市区町村により一部内容が異なります。

子育てDXが描く未来

子育て関連事業のデジタル化を支援するサービス『子育てDX®』(デジタル技術を活用して子育て関連事業を変革する取り組み)では、妊娠から子育て期の手続きについて、必要な人に情報を届け、保護者、自治体、医療機関の手間をなくすことを目指しています。

例えば、「厚生労働省の乳幼児の定期予防接種予診票のデジタル化に向けた地域実証」(デジタル化された予防接種の問診票を、実際に地域で試行する取り組み)を行い、「社会実装」(研究段階だったものが、実際に社会で使われるようになること)するなど、さまざまな子育て関連事業のDX(デジタルトランスフォーメーション:デジタル技術を活用して、社会や生活をより良く変革していくこと)を推進しています。

これにより、保護者の「不安や負担」を軽減し、「安心で簡便」な子育て社会を地域と共創することを目指しています。

ICTを活用した子育てDXのミッションとビジョン

『子育てDX®』サービスの詳細はこちらから確認できます。
https://www.mchh.jp/boshimo-kosodatedx

まとめ

京都府宮津市で提供が開始された母子手帳アプリ『みやはぐ』は、子育て世帯の皆さんの日々の育児を強力にサポートするだけでなく、地域全体で子どもを育み、国民の健康を支えるための重要なツールとなるでしょう。デジタル技術の活用により、子育ての不安や負担が軽減され、より安心して、そして楽しく子育てができる社会が、宮津市から広がっていくことに期待が寄せられます。

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