「第9回 日本女性学習財団 未来大賞」受賞レポートが決定!シングルマザーの「再出発」を考えるオンライン贈呈式を開催

シングルマザー

公益財団法人日本女性学習財団は、「出発・再出発」をテーマに、ジェンダー平等社会の実現を目指すレポートを募集する「日本女性学習財団 未来大賞」を毎年開催しています。

このたび、「第9回 日本女性学習財団 未来大賞」の受賞レポートが決定しました。受賞したのは、菊地愛子さん(大阪府)によるレポート「30代シングルマザー、包括的性教育を学ぶ ―暴力のその後、援助未満の場所から再出発を考える―」です。

公益財団法人日本女性学習財団JAWE

受賞レポートの概要:シングルマザーの「強さ」の裏側にある社会の課題

菊地愛子さんのレポートは、「シングルマザーは強い」という社会の一般的な見方に対して疑問を投げかけます。その「強さ」が、男性が責任を逃れ、社会が十分な保障を怠る結果になっているのではないかと問いかけています。

助産師を目指す中で、菊地さんは「包括的性教育」に出会います。これは、自分のからだについて自分で決めることや、人との対等な関係を学ぶ教育のことです。この学びを通じて、菊地さんは子どもの声に応えるために正規の職を手放したことが、決して挫折ではなく、暴力の連鎖を断ち切るための「再出発」であると捉え直しました。

レポートでは、児童扶養手当(ひとり親家庭に支給される手当)の受給における課題や養育費の不払い、さらには育児や介護といったケア労働の低賃金問題など、制度のひずみを指摘しています。そして、家庭内暴力(DV)と戦争を「安全を奪う暴力」という点で同じ線上にあるものと捉え、公的な支援の対象にはならなくても困難を抱えている「援助未満の場所にいる人」が孤立せず、その「強さ」に頼るのではなく、「尊重と保障」によって支えられる社会の実現を強く訴えかけています。

このレポートは、日本女性学習財団が発行する月刊誌『We learn』2026年3月号(3月1日発行)に全文掲載される予定です。

「第9回 日本女性学習財団 未来大賞」の全体講評は以下のリンクから確認できます。

オンライン贈呈式で受賞者の声を聞こう

受賞レポートの贈呈式が、以下の日程でオンライン開催されます。一般の方も無料で参加できますので、この機会にぜひご参加ください。

開催概要

  • 日時: 2026年2月28日(土)13:30~15:00(入室開始13:20~)

  • 開催方法: オンライン(Zoom)開催 ※当日のリアルタイム配信のみです。

  • 参加費: 無料

  • 内容:

    • 本事業説明(事業内容、選考委員紹介、応募状況について)

    • 賞状および目録授与

    • 選考委員より祝辞

    • 受賞者 菊地愛子さんのスピーチ

  • 申込方法: Peatixページよりお申込みください。

公益財団法人日本女性学習財団について

公益財団法人日本女性学習財団は、1941年3月に設立され、ジェンダー平等社会の実現を目指して活動しています。女性の生涯学習や次世代育成に関する調査・研究、人材育成、情報提供(月刊誌『We learn』の発行など)を通じて、全国的・国際的な動向を踏まえ、関係機関・団体との連携を深めています。

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