「夫婦の日」に考える子育て世代の健康と家計の支え:国民健康保険の役割を「トモイク」調査から読み解く

国民健康保険

2月2日は「夫婦の日」!子育て世代の健康と家計の支えを考える

2月2日は「夫婦の日」。この日に合わせて、住友生命保険相互会社と株式会社カラダノートが「トモイク(共育)」推進に向けたアンケート調査の結果を発表しました。この調査は、厚生労働省が提唱する「共育(トモイク)プロジェクト」(社会全体で子育てを支え合う取り組み)の理念を広め、子育て世代の「ウェルビーイング」(心と生活の幸福感)を高めることを目的としています。

子育ては、家庭だけでなく職場や地域、自治体、さまざまなサービスが連携して支えるべき社会全体の課題です。今回の調査結果から、子育て世代が抱えるリアルな課題と、それを解決するために国民健康保険がどのような役割を果たすのか、一緒に考えていきましょう。

「トモイク」って何?約9割が知らないその実態

まず、「トモイク」という言葉についてご存じでしょうか。厚生労働省が推進する「共育(トモイク)プロジェクト」は、誰か一人が育児の負担を抱え込む「ワンオペ」(一人で全てをこなす状況)から脱却し、みんなで「共に育てる」社会を目指す取り組みです。

しかし、今回の調査では、全国の子育て中のママ・パパ925名のうち、なんと87.8%が「トモイク」の名称も内容も知らなかったことが明らかになりました。ほとんどの方が知らないという結果は、少し驚きですね。

「トモイク」認知度

しかし、その趣旨を理解した上で「トモイク」に賛同するかを尋ねると、実に98.1%ものママ・パパが高い支持を示しました。これは、多くの人が「社会全体で子育てを支える」という考え方に共感している証拠と言えるでしょう。

子育て世代のリアルな課題:足りない「自分時間」と後回しになる「健康」

「トモイク」への期待として、ママ・パパの半数が「自分時間が増える」ことを挙げています。しかし、現実はどうでしょうか。日々の時間を100%とした場合の「自分時間(趣味・社会とのつながり)」の割合は、平均でわずか9.6%にとどまっています。子育てや家事に52.9%、仕事に19.2%と、生活維持のための「活動時間」が72.1%を占め、心身を「充電する時間」は限られているのが現状です。

日頃の労力・時間の割合

また、子育てを通じて約8割が「ウェルビーイング」(心と生活の幸福感)が高まったと感じる一方で、健康面では32.4%が「子ども優先で自分たちの健康がおろそかになった」と回答しています。特にママは33.7%と、3人に1人が自身の健康よりも子育てを優先しがちな傾向が見られました。

健康意識の変化

ここで重要なのが、国民健康保険の役割です。子育て中は、忙しさから自分の健康が後回しになりがちですが、もし病気やケガをしてしまったら、医療費の心配がつきまといます。国民健康保険は、加入者の医療費の自己負担割合を軽減し、誰もが安心して医療を受けられるように支える公的な制度です。子育て世代のママ・パパが心身の健康を保ち、安心して子育てに取り組めるよう、国民健康保険は大切なセーフティネットとして機能しています。

子育てに不可欠な「お金」と国民健康保険の役割

子育てで「愛情以外」に重要だと思う要素を尋ねたところ、最も多かった回答は「お金」で77.5%でした。これは「体力」(56.5%)や「時間」(54.2%)を大きく引き離す結果です。子育てには、食費や教育費、医療費など、さまざまな費用がかかるため、お金に関する不安を抱える家庭が多いことがうかがえます。

子育てで“愛情以外”に重要だと思う要素

国民健康保険は、この「お金」の不安を軽減する上で非常に大きな役割を果たします。医療費は予測が難しく、万が一、大きな病気やケガをしてしまった場合、高額な費用がかかる可能性があります。国民健康保険に加入していれば、医療費の自己負担は原則3割(年齢によって異なる)に抑えられ、家計への負担を大きく軽減できます。さらに、高額療養費制度(医療費が高額になった場合に、自己負担限度額を超えた分が払い戻される制度)などもあり、経済的な心配をせずに必要な医療を受けられるよう支えてくれるのです。

「トモイク」がもたらすメリットと、知っておきたい子育て支援

社会全体で子育てを支える「トモイク」に期待するメリットとしては、「自分時間が増える」(49.8%)がトップで、「体の負担が減る」(39.4%)が続きました。特にママは「育児の不安が和らぐ」と回答した割合が高く、パパは「費用の負担が減る」という経済的メリットを感じているようです。

「トモイク」に感じるメリット

また、国や地域、企業が提供する子育て支援制度の中には、出産前に「よく知らなかった」ものも多く存在します。「産後ケア(産後の休養・サポート)」はママの40.8%が知らなかったと回答していますが、32.9%は「思ったより役に立った」と感じています。このように、知られていないだけで、子育てを助ける支援はたくさんあるのです。

出産前に「よく知らなかった」子育て支援

国民健康保険もまた、子育て世代の健康を支える「支援」の一つです。病気やケガの際に医療費の自己負担を軽減し、親が安心して子育てに取り組める基盤を提供することで、心身の負担軽減に貢献します。知らなかった支援を活用し、国民健康保険の制度を理解することは、子育てをより豊かにする第一歩と言えるでしょう。

社会全体で子育てを支える「トモイク」と国民健康保険の未来

今回の調査で「トモイク」への賛同率が98.1%に達したことは、社会全体で子育てを支える機運が非常に高まっていることを示しています。

「トモイク」への賛同の意向

住友生命とカラダノートは、子育て世代のウェルビーイング向上を目指し、資本業務提携を締結しています。子育てに費やす時間を新しいヘルスアクションに還元できるような仕組みや商品、サービスの開発を進めていくとのことです。このような企業の取り組みも、「トモイク」の理念を具現化する一例と言えるでしょう。

厚生労働省の「共育(トモイク)プロジェクト」については、以下のリンクから詳細を確認できます。

国民健康保険も、社会全体で子育てを支える重要なインフラの一つです。病気やケガの際の経済的・身体的負担を軽減し、子育て世代が安心して健康な生活を送れるように支えることで、「トモイク」の実現に貢献しています。

まとめ:国民健康保険を活用し、子育てを社会全体で豊かに

今回の「トモイク」に関するアンケート調査は、子育て世代が「自分時間」や「健康管理」、「お金」といった面で多くの課題を抱えていることを浮き彫りにしました。同時に、社会全体で子育てを支える「トモイク」の理念への高い賛同も示されています。

国民健康保険は、子育て世代が直面する医療費の不安を軽減し、安心して医療を受けられるように支えることで、間接的ではありますが、子育ての経済的・身体的負担を和らげる役割を担っています。自分の健康が後回しになりがちな子育て期間だからこそ、国民健康保険のような公的な制度の恩恵を理解し、活用していくことが重要です。

子育ては「個人の問題」ではなく「社会全体の問題」です。国民健康保険を含め、様々な支援制度を上手に活用し、社会全体で子育てを豊かにしていく未来に期待しましょう。

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