はじめに:国民健康保険と介護保険、どう違うの?

うさこ:国民健康保険って、なんだか難しそう…。でも、私たちシングルマザーの生活を支えてくれる大切な制度なのよね。

シングルマザー木村:そんな不安を抱えるあなたへ、今日は国民健康保険の基本から手続き、注意点まで、やさしく丁寧に解説していくね!
国民健康保険と介護保険の役割を知ろう
国民健康保険(国保)ってどんな制度?
国民健康保険は、主に自営業やパート・アルバイト、無職の方、退職後の方が加入する医療保険です。会社員の健康保険とは違い、自治体ごとに運営されていて、病気やケガで医療機関を受診したときに医療費の一部を負担してくれる仕組みです。
例えば、私もパート勤務なので、会社の健康保険ではなく国民健康保険に加入しています。
- 保険料:世帯の所得や資産に応じて計算
- カバー範囲:診察・入院・手術・薬代など、基本的な医療費
介護保険って何?
介護保険は、40歳以上の人が対象になる保険制度です。もし将来、介護が必要になったときに、訪問介護やデイサービスなどの介護サービスを利用できる仕組みです。
介護保険料は、40歳から64歳までは健康保険(国保や社保)に上乗せして支払います。65歳以上になると、年金から天引きされることが多いです。
- 保険料:40歳から64歳は医療保険に上乗せ、65歳以上は年金から天引き
- カバー範囲:訪問介護、デイサービス、介護用品の貸与など
よくあるトラブルと間違えやすいポイント
40歳からの保険料アップに注意!
私も実際に経験したのですが、40歳になると国民健康保険料に介護保険料が上乗せされます。これに気づかず「なんで急に保険料が高くなったの?」と驚く方がとても多いんです。
保険料の通知書はしっかりチェックして、不明点があれば市役所や役場に早めに相談しましょう。
滞納によるペナルティに注意
国民健康保険料や介護保険料を滞納すると、保険証が短期証や資格証明書に切り替わることがあります。そうなると、医療費や介護サービスの利用に制限がかかる場合も。家計が厳しいときは、早めに自治体に相談して、減免や分納の制度を活用しましょう。
医療と介護のサービスの違いを正しく理解しよう
「リハビリは介護保険で全部カバーできる」と思い込んでいたら、実は医療保険の対象だった…なんてことも。
医療と介護の線引きは分かりにくいですが、サービスを利用する前に、どちらの保険が適用されるか必ず確認しましょう。
介護サービスの申請手続きは市町村で
介護サービスを利用するには、市町村への申請と「要介護認定」が必要です。
申請方法が分からないときは、地域包括支援センターやケアマネージャーに相談するとスムーズですよ。
引っ越しや家族構成の変化にも注意
国民健康保険料や介護保険料は自治体ごとに違うので、引っ越しをすると保険料が変わることがあります。
また、家族構成や所得の変化があったときは、必ず自治体に届け出ましょう。届け出を忘れると、後からまとめて請求されることも…。
国民健康保険と介護保険の保険料の仕組み
国民健康保険料の計算方法
国民健康保険料は、所得割・均等割・平等割・資産割など、いくつかの要素で計算されます。自治体によって計算方法や料率が違うので、詳しくはお住まいの市区町村のホームページや窓口で確認しましょう。
- 所得割:前年の所得に応じて決まる
- 均等割:加入者1人ごとにかかる
- 平等割:1世帯ごとにかかる
- 資産割:土地や家屋などの資産に応じて(導入していない自治体もあり)
介護保険料の計算方法
40歳から64歳までは、国民健康保険料に介護保険料が上乗せされます。
65歳以上になると、所得や住民税の課税状況などで保険料が決まります。
いずれも自治体ごとに金額が異なるので、毎年送られてくる通知書を必ず確認しましょう。
保険料を安くするためのポイント
減免・軽減制度を活用しよう
収入が減ったときや、失業・離婚などで家計が厳しいときは、国民健康保険料や介護保険料の減免・軽減制度が利用できる場合があります。
申請しないと適用されないので、困ったときは必ず自治体に相談しましょう。
分割納付や納付猶予も相談できる
一度に支払うのが難しい場合は、分割納付や納付猶予も相談できます。滞納してしまう前に、早めに役所に連絡するのがポイントです。
シングルマザー木村の体験談:40歳の壁と向き合って
私自身、40歳になったときに「えっ、こんなに保険料が上がるの?」とびっくりしました。
でも、通知書をよく読んでみると、ちゃんと介護保険料が加算されていることが分かりました。
不安なときは、市役所の窓口で丁寧に説明してもらえるので、遠慮せずに相談してみてくださいね。
まとめ:国民健康保険と介護保険を賢く使うために
- 40歳からは介護保険料が加算されるので、保険料アップに注意
- 保険料の通知書は必ずチェック。不明点は早めに自治体へ相談
- 減免・軽減・分割納付などの制度を活用して、無理なく支払う
- 医療と介護のサービスの違いを理解して、必要なときに正しく利用
- 引っ越しや家族構成の変化があったら、必ず届け出を
国民健康保険も介護保険も、私たちの生活を守ってくれる大切な制度です。
制度の仕組みを知って、安心して毎日を過ごしましょうね。

うさこ:これで国民健康保険と介護保険の違いがよく分かったよ!木村さん、ありがとう!

シングルマザー木村:いつでも気軽に相談してね。みんなで賢く制度を使って、安心して暮らそう!