

はじめに|シングルマザーと健康保険の大切な関係
こんにちは、シングルマザー木村です。私も娘と二人暮らしをしながら、日々の生活や家計管理に頭を悩ませることが多いです。特に健康保険は、もしもの時に頼りになる大切な制度。でも、手続きや仕組みが難しく感じてしまいがちですよね。この記事では、シングルマザーが知っておきたい国民健康保険の基本から、保険料の軽減・免除、医療費助成制度まで、実体験も交えながら詳しくお伝えします。
国民健康保険とは?シングルマザーにとっての基礎知識
国民健康保険のしくみ
国民健康保険(国保)は、会社員や公務員などが加入する「健康保険」とは別で、自営業やパート・アルバイト、退職した方、そしてシングルマザーの多くが加入する医療保険制度です。
住んでいる市区町村が運営していて、住民票がある場所で加入・手続きをします。
保険証の役割
国民健康保険に加入すると「保険証」が発行されます。これを病院や薬局で提示することで、医療費の自己負担が3割(子どもは2割や1割の場合も)になります。保険証がないと、全額自己負担になるので、必ず手元に置いておきましょう。
国民健康保険の手続き方法|いつ・どこで・どうやるの?
加入が必要なタイミング
- 離婚して夫の扶養から外れたとき
- 会社を退職して健康保険をやめたとき
- パートやアルバイトで社会保険に入れないとき
手続きに必要なもの
- 本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証など)
- 印鑑
- 離婚や退職を証明する書類(離婚届受理証明書や退職証明書など)
- マイナンバー(通知カードや個人番号カード)
手続きの流れ
- 住民票のある市区町村役所の国民健康保険窓口へ行く
- 必要書類を提出し、加入手続きをする
- その場で保険証が発行されるか、後日郵送で届く
※手続きは14日以内に行う必要があります。遅れると、さかのぼって保険料を請求されることもあるので注意!
国民健康保険料の計算方法と節約ポイント
保険料の計算方法
国民健康保険料は、前年の所得や世帯の人数によって決まります。
例えば、パートで年収120万円くらいだと、住んでいる地域にもよりますが、月1万円前後になることが多いです。
保険料が高いと感じたら?
「こんなに払えない…」と感じたら、まずは市区町村の窓口で相談しましょう。
シングルマザーや母子家庭には、保険料の軽減・減免制度があります。
シングルマザーのための国民健康保険料軽減・免除制度
保険料の軽減
国民健康保険料は、世帯の所得が一定以下の場合、7割・5割・2割の軽減が受けられます。
例えば、年収130万円未満のシングルマザー世帯なら、7割軽減の対象になることが多いです。
- 7割軽減:所得が43万円+(被保険者数×28万円)以下
- 5割軽減:所得が43万円+(被保険者数×51万円)以下
- 2割軽減:所得が43万円+(被保険者数×83万円)以下
※具体的な金額や条件は自治体によって異なるので、必ず窓口で確認してください。
保険料の免除
失業や災害など、特別な事情がある場合は保険料の全額または一部免除も可能です。
「急に仕事を失った」「収入が激減した」などの場合は、遠慮せず相談しましょう。
母子家庭のための医療費助成制度|子どもとママの医療費がさらにお得に
医療費助成制度とは?
多くの自治体では、母子家庭やシングルマザー世帯に対して、医療費の自己負担分を助成する制度があります。
例えば、子どもが20歳になるまで、ママや子どもが病院にかかった時の医療費が無料または一部助成される仕組みです。
助成を受けるための手続き
- 市区町村の福祉課や子育て支援課で「母子家庭医療費受給者証」を申請
- 必要書類(保険証、児童扶養手当証書、印鑑など)を提出
- 受給者証が発行されたら、病院で提示
※医療費助成の内容や対象年齢、所得制限は自治体によって異なります。
詳しくはお住まいの役所のホームページや窓口で確認してください。
助成の対象外となるもの
- 予防接種
- 健康診断料
- 差額ベッド代
- 入院時の食事療養費
などは助成の対象外なので注意しましょう。
児童扶養手当と所得限度額|知っておきたいポイント
児童扶養手当とは?
児童扶養手当(母子手当)は、0歳から18歳の3月31日までの子どもを育てているシングルマザーに支給される手当です。
所得に応じて「全額支給」「一部支給」「不支給」が決まります。
子どもの人数 | 全額支給 | 一部支給 |
---|---|---|
第1子 | 42,290円 | 9,980円~42,280円 |
第2子加算 | 9,990円 | 5,000円~9,980円 |
第3子以降加算 | 5,990円 | 3,000円~5,980円 |
所得限度額の目安
- 扶養親族0人:全額支給19万円/一部支給192万円
- 扶養親族1人:全額支給57万円/一部支給230万円
- 扶養親族2人:全額支給95万円/一部支給268万円
- 扶養親族3人:全額支給133万円/一部支給306万円
※これはあくまで目安です。詳しくは自治体の窓口でご確認ください。
国民健康保険と他の支援制度の併用で家計を守ろう
国民健康保険だけでなく、児童扶養手当や医療費助成など、シングルマザーを支える制度はたくさんあります。
「自分は対象外かも…」と思わず、まずは役所に相談してみることが大切です。
よくある質問Q&A
Q. 国民健康保険料の支払いが厳しい時はどうすればいい?
A. まずは市区町村の窓口で相談しましょう。分割払いや減免、猶予などの制度があります。
Q. 児童扶養手当と医療費助成は同時に受けられる?
A. どちらも条件を満たせば同時に受給できます。手続きは別々なので、それぞれ申請が必要です。
Q. 離婚後すぐに国民健康保険に切り替えないとどうなる?
A. 14日以内に手続きしないと、さかのぼって保険料を請求されることがあります。早めの手続きをおすすめします。
まとめ|困った時は一人で悩まず相談を
シングルマザーとして、家計や子育ての悩みは尽きません。でも、国民健康保険や各種助成制度を上手に活用すれば、安心して子どもと暮らしていけます。
「こんなこと聞いていいのかな?」と思うことでも、役所の窓口や相談窓口に気軽に相談してみてくださいね。
私も最初は不安だらけでしたが、制度を知ってからはずいぶん気持ちがラクになりました。
これからも一緒に、無理せず前向きに頑張っていきましょう!